2006年2月 2日 (木)

引き出しの奥のものから。

ぶろぐを続けるにあたって、既にいくつか抱えてしまったサイトと区別するために、たまにノートに書きつづっているものを載せる事にしました。

ひとまず以前某編集社さまのサイトで書いていたりしたものからUPすることにしました。数年ぶりに投稿しようとしたら残念ながらそのサイト様は今年で閉鎖されてしまうとのことなので…
ここで吐き出させてもらうことに…します(自己満&自己完)。

大体は見たり聞いたりしたものを題材にしています。

* * *

2003年のものからみっつです。

* * *

「I Wish」

傷ついた人が 昨日にもどりたいといった
あの日を消して 幸せな日にとり替えるといった

わたしは 傷ついた日を やりなおしたいとはおもわない
あの日のわたしには 変える力はない 自信がない

だから キズを 力にかえて
できれば 明日を 幸せにかえたい

______________________________

「Guess!」

きめてしまえば 最強で
迷ってしまえば ままならない

ひとつの 視線に萎縮して
ひとつの 言葉に蘇る

パズルよりもふくざつで
万華鏡より美しいもの!

______________________________

「Rest〜休息〜」

ときを まちがえた 鳥のように
還る川を 失くした 魚のように

ゆらゆら こころは ながされて
ふらりふらりと よこれんぼ

時をもあやつり たくわえる
ふかいふかい いのちのゆくえ

指の先まで ゆきわたる
想いのチカラは どこへ逝った?

いごこちのわるい このカラダ

あやして ねむらせ そのあいだ
しばし かりそめの 宿をかり

さあ つぎは どこへゆこう
流されるのも また一興

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2006年2月 4日 (土)

『四角い空』のつづき

また、2003年のものです。

まさに「しかくいそら」を見て書いたです。
夕陽の見えない曇り空だった…


* * *



「『四角い空』のつづき」


アスファルトの道 無数に伸びる垂直の線
天を目指しているようで 空を狭めている
『四角い空』は たしかに ここにある

ときに 嘆きは 街を灰色に変え
ときに 淋しさは 人を 魂のない影に見せる

思いおこせば 原風景

夏は泥だらけのあぜ道に どでかいおたまじゃくし

秋は大きな雨音に心躍らせ いつまでも外をながめていた

冬は朝一番 誰もいない雪原に躍り出た
最初のあしあとをつけるために

春はさえぎるもののない青空に 大の字で向かい合い
何時間も 空と雲と語り合った

あの場所は 今は 誰の姿もなく 私の居場所すらなく
けれど 色あせることをゆるされず
長い年月 くすぶりつづけている

あの頃歩いた道は 雨が降るたび 足跡を消し去った

この街はどこも硬くて 何も残せないけれど

やわらかいものが ここの住人
やさしいものが ここの創造者

そう信じられることが
この空を愛する理由
今を信じるチカラ

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2006年2月 5日 (日)

青空ぶるー[1]

今日は2004年のものです。

青をテーマに某サイト様へ送らせていただいたものです。
コンテンツのなかから五つです。

英国の伝承動揺が好きで、そのリズムや歌をもじったものが主です。
(懐かしい…後で手直し入れるかもしれません…。)


* * *


青空ぶるー


_____________________________________________

Contents

◎「ゆめのはなし」 
◎「ポプラのそら」  
◎「ぜんぶ あげる」
◎「クリスマスローズ」 
◎「こいのはなし」
◎「ハンプティ ダンプティ そらへ」 
◎「しまのくに」
◎「オレンジシロップ」 
◎「じまんのおくつ」 
◎「南の海のはなし」
◎「青空」
_____________________________________________


「ゆめのはなし」

ひとくち かじると あまずっぱい

ひとつぶ 欠けると しずくぽろぽろ

ひと夜の 旅を ゆめのなか

ひとつ 開けよう たからばこ





「ポプラのそら」

のっぽの ぽぷら おおきいね。

のっぽの ぽぷら りっぱだね。

もすこし5月をかぞえたら

きっときっと 手がとどく

そっとそっと 雲のしっぽ。

そうして 手をはなさないで!

たかくたかい おおぞらまで!






「ぜんぶ あげる」

ママからもらった ちいさなゆびわ

あかくて まるい こ石がひとつ

ママのぬくもり

だけど

まだ 足りないわ

もっと ほしいのよ

ゆめみる お★さま

ふわふわ ホイップ

落として くるんで

みーんな わたしのもの!


でも

ぜんぶ あげる

あげるから  おねがいです 

わすれないで 

そばにいて

涙色のこ石でできた おそろいも 

ぜんぶ  ぜーんぶ 

あげるから!






「クリスマスローズ」

これは
イギリス コッツォルズ地方の
ある 美しい丘の ものがたり。

そよ風にゆれて 木陰のクリスマスローズ

「10年は生きたわ」

「もう10年 どうかしら」

もたげた おおきな 花びらたちを

したからみあげる 妖精(フェアリー)が

黄色の おもい はなびらを

うんしょと ひとつ ひっぺがし

そして さらに もういちまい

ちいさな せなかに じょうずに はりつけ

いきおいよく 飛びたった

陽のあたる 丘めがけ。

傷をかくして クリスマスローズ

そっと やさしく つぶやいた

「ああ、雨がまちどうしい。」

「青い空は あなたのものよ」







「こいのはなし」

あと ひとひねりの のうみそ

あと すこし シナプスを のばしたら

たどりつくよ きみのそば

くるくるカールと くるくるメガネ

恋をするよ

こんなふうに

くるくると

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2006年2月 6日 (月)

青空ぶるー[2]

昨日のつづき(2004年のもの)です。
これも青をテーマにしたものです。

マザーグースのリズム感が大好きで、
それ風だったり…ていうのを意識して書きました。

ちょっと皮肉ったような、「かわす」感じというか…
マザーグース独特の灰色な世界観が好きです。

_____________________________________________

Contents

◎「ゆめのはなし」 
◎「ポプラのそら」  
◎「ぜんぶ あげる」
◎「クリスマスローズ」 
◎「こいのはなし」
◎「ハンプティ ダンプティ そらへ」 
◎「しまのくに」
◎「オレンジシロップ」 
◎「じまんのおくつ」 
◎「南の海のはなし」
◎「青空」
_____________________________________________

「ハンプティ ダンプティ そらへ」

Humpty Dumpty sat on a wall,

Humpty Dumpty had a great fall.

All the king's horses,

And all the king's men,

Couldn't put Humpty together again.

ハンプティ ダンプティ 雲のうえ

ハンプティ ダンプティ ワイン片手に

チィェース! と乾杯

ユニオンジャックをたなびかせた

王様の馬すべてと

王様の兵隊すべてでも

ハンプティ ダンプティ 

二度と 戻らない





「しまのくに」

みんなといっしょ! みんなとあそぶ!

おんなじ ふくで おんなじ MUSIC!

おんなじ とこに いきたくて

おんなじ ふねで でかけたら

おおきな 波に さらわれた

てつなぎ きれたら ばらん ばらん

おんなじ みんな どこへ いった?

おんなじ かおは どこへ やった?

海のなかは いろいろ からふる

島のなかも ホントは からふる






「オレンジシロップ」

オレンジの いいかおり

しずかに しっとり そめてゆく

みずみずしい いろも そめてゆく

あかつきの 風は ゆうゆうに

とばりの こえは しんみりと

そっと 一滴 オレンジシロップ

あかく もえて 

ふかく ふかぁく 暮れてゆく





「じまんのおくつ」

じまんの おくつ 

じまんの さきっちょ

てりかえす  アスファルトに

ほこらしく 音を 鳴らす

てりかえす ひかり きらきら

まぶしくて くすぐったい

いっぽ まえに

すてっぷ るんるん

あたま もたげた まんま 

じまんを みつめて

さらに いっぽ

なんてほこらしい この一歩!

そろそろ 空も 暮れるのに

青と雲には めもくれず

じまんの くつ先 石ひとつ

よけて にっこり

「パーフェクト!!」





「南の海のはなし」

オキナワの海は 七色なんです

青が ななつ あるんです

サンゴ礁の浅瀬

えぐられた 深い溝

こく あわく ふかく うすく

ときに グリーンに 

ときに 白く 泡だつ

オキナワの海で かぞえてごらん

キラキラ うつくしい、

七色の宝石!





「青空」

いつもの 朝

いつもの 街で

待ち受ける

気持ちいいもの

探してる

気持ちいい キミ

探してる

_________________________________________________________

「青空ぶるー」END

* * *    * * * 

 

補足「南の海のはなし」…

七色の「青」の話。沖縄の海の色って実際に7色あるということになっているそうです。(日本語が変。海洋学的に…だったか、そう分類されているそうです)
私は沖縄の海の美しさが大好きです。神秘だと思います。
でも観光客が見る海と、地元の方々の接する海とは近年益々落差ができていることも伺っています。

革新のエネルギーとと保存のエネルギーが、巧くいけばいいのですけど…
価値観の違いによって壊されるものがあったり、創られるものがあったり。
難しいです。

★沖縄つながりで好きなアーティスト↓↓↓

 



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↑ジャケットも超お気に入りです。

Coccoは今年活動再開!とのことで嬉しいです。

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2006年2月 7日 (火)

「日々の祈り」

今回のは2003年のものです。
うあー、恥ずかしいこと書いてるな、と当時の自分を思い返すと
背中がかゆくなります…薄笑

でも、無理に新しく書き上げるよりましかなと、
おもったりもしたのでUPしてみます。(怖々)

めざせ毎日更新!せめていっかげつくらいは…(志がちっさいです。)
はじめがかんじん…といいますもんね。

いまのところは過去の遺物があるおかげでなんとか続きそうです。



* * *



「日々の祈り」


さみしい が すき

なぜなら そこが ぼくの住み処

しあわせ が すき

なぜなら

それは 刻みつけられた衝動

切望してやまない 祈り

きみ が すき

なぜなら

それこそが ぼくの しあわせ

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2006年2月 8日 (水)

「きせきのふね」

えと、今日のも2003年製作のものです。
某出版社様のサイトに送らせていただいていたもの。
(閉鎖決定残念です…)

* * *



「きせきのふね」


この世界の すべての“きせき”をあつめて
船をつくろう

それは きせき的に 偉大で
きせき的に 美しい 船となるだろう

そこには きみが きらきら瞳を輝かせ
これからはじまる きせきの旅に 胸躍らせている

ぼくは すでに みたされて
誇らしげに 冒険の 地図を広げる

そこには 道標のない どこまでもひろがる宇宙

きせきのぼくたちをのせた船は
大海原へ 帆をかかげる

それはそれは 美しい世界
宝石をちりばめたような 光の海

きみは無邪気によろこんで
ぼくは天の川を指し示す

ひときわ 光り輝く 場所をめざして

小さな星々は 歓喜の舞を踊り
大きな星は 寛大にぼくたちを迎え入れる

待ちわびた 奇蹟を とうとぶ星たち

きみは優雅にそれに応え
何より美しく 何より尊く 輝いている

そうして きせきを 生みおとす

この世のきせきは 宇宙の切望
この世のきせきは きみの笑顔
この世のきせきは すべての必然

ぼくの船は きみをのせて きせきをのせて
ひとつの 宇宙になる

みなが 讃えた
きみのきせきが 一番美しいと

あの船は きせきをのせて
いまも にぎられている
きみの 小さな手のひらに




* * *

たぶん、ふぁんたじっくにしたかったんだろうと思うのですが、
表現しきれなくて長くなった詩です。

ものすごく、「君がいてくれて嬉しい」と実感したときに
書いたのだったと思います。
今日のもなかなか恥ずかしいかんじですね…笑

自分としては毒が混じっている方が好みは好みなので、
たまに反動が…でたんだろうと思われます。(いいわけ)

[追記]

…思い出しました。
宇宙が地球の様な「知的生命体(ヒト)」を産んだのは、偶然か必然か(宇宙の意志かそうでないか)の確率を計算した学者が、
地球と同じ様な惑星を創るために必要な「偶然」の確率は、夢の島(燃えないゴミのごみ捨て場)に一陣の風が吹いた時に、なんだかっていう名の(おい)現代で最速の大型ジェット機が「偶然に完成する」(一瞬の風がゴミの中から部品を造り上げる偶然)よりも確率の低いこと。だという気の遠くなるほど長い確率計算の結果を踏まえて、「地球が生まれたことは宇宙の永年の意志の結果(必然である)」と考えた方がはるかに現実性がある、という結論に至った話を聞いて、
「んじゃ、その地球の中に生まれたちっぽけな一人の存在理由も同様に“宇宙に望まれて”で生まれたのだ」ともし証明できたら、こんなにすごい「命の尊厳の答え」はないだろう、と感動した時にかいた詩でした。(今UPしたのを読み返してて思い出しました)
だからぶっとんでるんですね。世界が…笑

今でも信じています。この「宇宙の望みの結果である命の存在」

ヒトの「絶望」は誰かに必要とされているという確信をもらえたとき、
驚くほどに一瞬で「蘇生」するものだと。

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2006年2月12日 (日)

A Little Wish[1]

今日のも2003年のから。
同タイトルでいくつか書いた詩なので、
分けてUPします。

今日のはちょうど今の季節にかいたものです。


*** *** ***


「A Little Wish -ひとつひとつ-」


風がふきやめた まっくらくら ほそい月
しろい子供らが おともなく
ふんわり ふわり やってきた

ふんわり ふわり わたしの髪と
やさしく はかなく たわむれて

ふんわり ふわり ふりかえってね
あのときをかたるよ
ふんわり ふわり ふりあおいでは
そっと あすをいのるよ

あいたいな ふれたいな
しんじるよ 月にやくそく。

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2006年2月14日 (火)

A Little Wish [2]

2003年作品つづきます。

* * *

「A Little Wish -ひとつひとつ-」

いまはね いまは まだいいよ
きみは もう しってる
いつか わすれてしまうこと

かなしいかな 泣いてしまうかもしれない

けれどね
たのしかったね
だからね
うまれてくるよ

いまは ねむたくて ただ ねてるだけ

なんども 恐ろしい音をたてて
とげとげの いたいのが
やってくるかもしれないけれど

ちゃんと ひみつの かくれがで
もういちど めをさますよ

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A Little Wish[3]

2003年もののつづきです。

今もそう違わないのですが、
このころ死ぬんじゃないかとおもうほど多忙で。笑
妙に昔のことを振り返ったり、
深夜の帰り道、雪が降り出した空を見上げたとき
殺気だってたちょっと前の自分と静かな街とのギャップに
無性に自分の触れてるせかいってちっさいよな、、、
としみじみ思ったときに書いた詩です。
超あいまいな言い回しなのに
3年経った今読み返すと…わかるようなわからないような…
(だめじゃん)
自分のきもちなのに。
自分の言葉でも時間が経るといろいろ置き忘れてきたものが
あるのかな、と。


* * *


「A Little Wish -ひとつひとつ-」

むかし むかし そらをみて
ものがたりを おもいうかべた
すこしあきたら しあわせをいのって
おもいついたように なにかにわきだち
きづいたら うたをうたってた

たまに かなしみにくれて
だから しんじつをもとめ
たしかに いきているときづいた

うしなったものがあるとしたら
それは そんな じかん。

しんぱいして おもいをはせて
ないて おこって くびをかしげ
つかれはててしまった ぎょうしゅくのひび。

それなのに すてられない

ああ
帰ろう かえろうよ、
さよなら さよなら
とらわれの 病んだものよ

いつかは むかえにくるよ
きっとね

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2006年2月21日 (火)

月と道化師

間が空いてしまったうえにばたばたしてるので、
また過去のをのっけます。

今回は2004年もの。



* * *


「月と道化師」



それは それは 見事な 他人事

そして 誰もが隠したい 秘密の小部屋



泣けず 嘆けず 滑稽に魅せながら

代償に得るのは 天才の孤独




幸か不幸か それは宿命(さだめ)


生と在る時代に訪れる 

醜悪の性らと 灰色と 誠実の幸福と

それら 包括のドラマを 

それらの 重要な一角を

汲み取り 剥ぎ取り リアルを創作



その 喝采は 着実な活力

その 歓喜は 彼には永遠(とわ)の勝利

その舞台ある限り その手握る栄光




道化師が織りなした笑いの芸術は 万国へ 

やがて遥か大海原を凌駕して

斬新な 異文化の香りを宿し 一旗挙げる



多くの色の大地に 健康な笑顔と 狡猾の現実を教えて 

そしてやがて また ここに還ってくる





 *




着飾り おしゃべり 観客の 

仮面の奥を 科学して



同じ舞台に立っているとは知っていた 誰かの不幸が

この座席の隣に在ったと 気付くのを 

無意識に感じ 意識的に見逃して

一時の “箱部屋歓喜”に酔いしれ 

満足し 家路へ帰って行く人波を


見送って 一人残される 芸術家




暗転の 箱部屋で 見えるはずない 夜空見上げ


今日も そこにいるはずの 


月を感じ その孤独を想い


そっと 語りかける 





明け方 去りゆく月を見送ると



最後 一つだけ 小さな溜息を遺して また旅立つ 次の街へと 




それは

孤独を嘆くわけではなく

誰を責めるでもなく


ただ 信じている 




あの瞬間の発見を 

あの舞台で体感した 結末の共存を



海を越え 悲しみすら超える 

楽観の園を




何度 試行錯誤を重ねても

一瞬で 失われてしまった

歓喜の 底力を




今もどこかに居るはずの 月の様に

崩れぬ 笑いを、 強く在れる 何かを、 





いつか 得られんことをと…





彼の孤高の精神は 

鋼の勇気となって


いつか 

月をも越える





それは それは 見事な 探求


そうして 届ける 共感の 小部屋





いつか 月が 囁いた




—もし、その喜劇に 疲れたならば 


 悔いることはない


 帰っておいで


 いつでも ここに 


 帰っておいで






* * *




アーティストの孤独?天才の孤独?とか
いわれるものをテーマにしたもの。



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2006年3月23日 (木)

ラピスラズリ

今回は2004年のものからふたつです。
  前に載せた「月と道化師」と同時期のもの。
 
  昔ラピスラズリが貴重だった頃、
  ステンドグラスに登場する重要人物の服などにこの「青」は使用されました。
  コバルトが出現するまではこのラピスラズリは
  西欧文化の貴重な宝石だったそうですよv

 

  * * *
 
 
 
  「紺碧の墓」

 

高く頭上に 遠く大海に
 
  目に見えながら 触れることの出来なかった
 
  幻の色彩

 

  より深く より輝く 青を
 
  争い 競って 手に入れた
   
  象徴の ラピスラズリ

 

  その色を得る旅に その歴史を辿る度に
 
  掲げた両腕が 空を切る 切ない音と
 
  愛する者に 捧げたいと 誓った祈りを
 
  古い物語の中に 置き去られた今も
 
  塗り込み はめ込まれた 青の宝石が
 
  忘れられた 墓の如く 
 
 
  無言のまま 見つめている
 
  ただの歴史と化した廃墟で
 
  永遠に 美しいまま いまも 微笑んでいる
 
 
 
 
  * * *

 

「Treasure hunting」
 
 
 
  浮かべる詩情は 足下に
 
  描く世界は 誰か不在
 
  無口が語るは それは理解
 
  憧れのラピスラズリは いつも彼方
 
 
 
  ココロとカラダの 不協和音
 
  徐々に重なる 調和のリズム
 
  おおきな宇宙の一片を
 
  大事に大事に つれていこう
 
  今日と 明日と つれていこう
 
 
 
 

END

 

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