城壁と扉と騎士の物語[vol.4]
さいごです。
* * *
喜び という名の 涙を 知った 勇敢な 騎士は
はるかに つづく 庭の 向こうに 目を細めて 笑みを洩らす
充分だと
道は繰り返すが 充分だと
また ここから はじめるのだと
だから ゆこう もう一度
友の 待つ 場所へ。
*
恐れず 進もう 共に わかちあう 世界を 求めて
何度 くじけても 何度 間違えても
ここより 後ろには さがらない。
この 扉が さいごの 守りと なるはずだから
そして 勇敢な 騎士は 歩み出す
勇敢な 青年 から 本物の 英雄と なるために
*
そんな 法則を 知って 人は くりかえしてゆく
時に 確信として ときに 迷いながら
そして 立証してゆく 世界に 唯一の 人生の 結果を
最期の 守りの砦を 創るのも
最後の 場所を 決めるのも
それは いつなのか どこなのか 誰にもわからないけれど
その手に 黄金の鍵を 手にした者が 見てきたもの
これから それを 手にするもの
どちらも
まだしらない
すでに 次の 鍵は その手に 存在していることを
その 手に ひとつづつ
あなたの 手に ひとつづつ
*
世界は 過去を 受けて 今を創り 未来へと 時をつむぐ
知らぬままに 育った 過去も
満たされぬまま 耐える 今も
その カナシミも クルシミも クヤシサも
きっと 未来も 失われはしないのかも 知れないけれど
未来の 扉を 拓く 道を 選ぶのは
それでも 貴方でしかあり得ないのだと 他人ではないのだと
世界は ずっと 知っている。
*
あの騎士も きっと また 新たな 扉の 鍵を 見つけるのだろう
キボウが消えない限りは
ココロが 死なない限りは
end
2006.03.03
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